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水道管破裂のニュースが多くなってきました。

昨今、下水道管が破損して道路陥没する事故や、古い水道管が腐食等により破裂して漏水するなどのニュースが多くなってきました。

埼玉 所沢 歩道から大量の水噴き出す 上水道管が破損 復旧急ぐ | NHK | 埼玉県

その影響もあってか、水道工事(古い水道管から新しい耐震性の高い水道管への取替え工事)のご理解やご協力に関して、とても「前よりも理解してくれる人が増えたな」と体感していると同時に工事中、近隣住民の方より「どうして何回も掘るの?」等の質問(怒り口調ではない)を受けることが多くなり、分かりやすく簡単に説明させて頂くことが増えました。

そこで、当ブログを訪問していただいた皆様にも簡単にですが、どのような流れで、水道工事が行われるのか、分かりやすく簡単に説明したいと思います。

今の水道工事ってどんな感じ?

まず、昔の水道工事というのは、毎日、長時間、水を止めて水道管を配管していく「日々断水工事」でしたが、今の水道工事の殆どは「仮配水管方式」を採用しており、「日々断水工事」は、多くありません。

「仮配水管方式」というのは、
①仮の水道管を土の中に入れる。
②今使っている古い水道管から仮の水道管からの給水に切り替える。
③古い水道管の水を止めて新しい水道管に取替える。
④仮の水道管から新しい水道管への給水に切り替える。
というのが「仮配水管方式」になります。 工事のお知らせのビラに「仮配」と書かれていると、この方式での工事ということです。

今の水道工事の殆どは、この「仮配水管方式」を採用していますが、どうしても、古い水道管の配管状況的に「日々断水工事」が生じてしまったり、既存の水道管と新しい水道管を繋ぐ連絡工事では、水を止めて工事する事になるので、その時はご理解を頂けると、私たち水道工事の業者は幸いです。

水道工事の流れ

水道工事をする前に「試験掘り」という工事があり、この工事は、水道工事が設計の通りに行えるのか、石綿管が埋設されていないか等、一番最初にする埋設物調査の工事です。
工事のお知らせのビラでは「試掘」と記載されていることが多いです。
この「試験掘り」では、舗装(道路のアスファルトや歩道のブロック)の切断も含まれ、「舗装切断」か「カッター工」と工事のお知らせビラで記載されます。

 ①試験掘り(試掘)
 ②仮配水管布設(仮配)
 ③仮給水(古い水道管から仮の水道管への給水切替)
 ④布設替え(古い水道管から新しい水道管への取替え工事)
 ⑤本給水(仮の水道管から新しい水道管への給水切替)
 ⑥仮配水管撤去(仮配撤去)
 ⑦道路等の復旧工事

道路等の復旧工事まで、穴を掘るのは6回ほどになります。
毎日、長時間、水を止める「日々断水工事」の場合、②と③がありませんので、穴を掘るのは4回ほどになりますが、1週間から2週間近く、毎日、長時間、水が出ない工事よりも、給水の切替時に15分~30分ほど、水が止まる程度の仮配水管方式の方が、断水による、ストレス軽減となっています。

このように、断水影響による地先の住民の方々のストレス軽減のため、何回も掘る必要がある方式を採用している工事になりますので、水道工事へのご理解とご協力をお願いしたいと思います。

斉藤

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